電気じかけの予言者

きみがここに来ることを、ぼくは知っていた。

タイムトラベルものが好き!『死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本』(一条真也)

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若生悠矢@spectiveprophetです。

死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本』(一条真也)を読みました。

「死を乗り越える」というと少し重そうですが、本書で紹介されている映画が好きな人であれば、まったく重くありません。むしろ理解が深まり、より感動が大きくなることでしょう。

※紹介されている映画はAmazonの書影のところで確認できます!

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映画は「かけがえのない時間」を永遠にしたもの

映画、ないし映像とは何か。どのような芸術なのか。

死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本』の「まえがき」を引用します。

  • 写真は、その瞬間を「封印」するという意味において、「時間を殺す芸術」
  • 動画は「時間を生け捕りにする芸術」(中略)かけがえのない時間をそのまま「保存」するから
  • 「時間を保存する」ということは「時間を超越する」ことにつながり、さらには「死すべき運命から自由になれる」ことに通じます。

僕は自分の人生をコントロールしたいと望みます。でもそれが出来ないことを知っていて、あきらめています。

映画はフィクションではありますが、ある人生を描いています。それは人の手(脚本)によってコントロールされた人生です。登場人物を苦しめることも救うことも、いかようにもできます。

僕はそれが分かっていて、映画の中の人生に魅了され感動し、自分が生きる糧にさえする。人に物語が必要な理由はここにあります。

自分の運命に自分の意志で抗うことこそが自由であるとするならば、最終目標は死の運命から自由になることです。

「死を描く物語」は僕を魅了します。それは、そんな物語に浸っている間、死の運命から自由になれるから。

自分の運命に翻弄され疲れたとき、運命に対して少しだけ自由になれる自分に出会うため、映画に浸ります。

映画はそんな僕の人生にとって「かけがえのない時間」を永遠にするものです。

タイムトラベルに翻弄される物語が好き

僕はタイムトラベルものの映画や小説が好きです。映画や小説のような「経過する時間」を描く芸術のなかで、時間という運命に抗い翻弄される登場人物たちから目が離せなくなります。

超有名な映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、近年の恋愛映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』、ゲームとアニメになっている『STEINS;GATE』など挙げたらキリがありませんが、どの作品もタイムトラベルによる希望や絶望、救いのカタルシスはたまりません。

先日引用したゲーム『ISLAND』も壮大なタイムトラベルものです。

タイムトラベルができる世界では、タイムトラベルが出来るからこその苦悩があります。やり直せるからといって人生が楽になるわけじゃないし、簡単に幸せになれるわけでもない。

彼らはタイムトラベルをしながら最善を尽くすことしかできない。

僕がタイムトラベルをうらやましいと思うのは、タイムトラベルは自分の過去をなかったことにできたり、どうにかしようと足掻く時間が必ずしも自分の時間の消費にならないという、都合のいいところだけ。

しかし、過去をやり直せることで、過去をやり直さなかった可能性を奪うという意味では、タイムトラベルができようができまいが、得られるものと失うものの総和に変わりがないとも思います。

そういう意味で『STEINS;GATE』の世界線の概念はおもしろい!

タイムトラベルなど出来ない僕は、必ず来ると分かっているけど知ることができない「死」の不安よりも、いつも目の前にある「時間」に対する不安を解消することが、結果的に訪れる「死」を受け入れることになるのではないかと思っています。

映画ガイドがもたらす感動

死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本』で紹介されている映画の中には僕が観たことがあるものも多く、感動が蘇ってきて鳥肌が立ち、涙が溢れてくることもありました。観たことがない映画も早く観たいと思いました。

映画を題材にネタバレを最小限に抑え、観たことがあるないに関わらず感動させられる。自分もこんな映画紹介ができるようになりたいです。

(終わり)

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